キャリア自律とキャリアオーナーシップ、違いは「船長」でいる覚悟?
「社員にもっと主体的に動いてほしい……」
経営者や人事総務の皆様と意見交換をする中で、このお悩みは本当に多く伺います。最近では「キャリア自律」や「キャリアオーナーシップ」という言葉がスタンダードになりつつありますが、この二つ、似ているようで実は大切な違いがあることをご存知でしょうか。今回はこの違いを、少しユニークな「船」の例えで紐解いていきましょう。
まず「キャリア自律」。これは心理学的な「自己理解」や「内省」をベースにした、いわば「自分のキャリアの航海図を読むスキル」です。自分がどんな船(価値観や強み)に乗っていて、どこへ向かいたいのか。会社という大きな船団に所属しながらも、周りに流されず、自分の意志で羅針盤を読める状態を指します。まずは自分の内面とじっくり向き合うことから始まります。
一方、「キャリアオーナーシップ」は、経営学や組織論の視点からも一歩踏み込んだ、よりダイナミックな概念です。こちらは「自ら船長として航海の全責任を負う覚悟」と言えるでしょう。航海図を読むだけでなく、実際に自ら舵を取り、帆を張り、時には荒波にも立ち向かう。そして、その航海の結果がどうであれ「これは自分の航海だ」と引き受ける。つまり、意思決定に加えて「具体的な行動」と「強い当事者意識」まで含んだ、より力強い概念なのです。
二つの関係性を整理すると、このようになります。
- キャリア自律: 「進むべき方向」を自分で決める内面的な姿勢
- キャリアオーナーシップ: 「決めたこと」を行動に移し、結果に責任を持つ覚悟
自律という確かな土台があってこそ、社員は自分の人生の「船長」としてオーナーシップを発揮できるようになります。
では、企業としては何ができるでしょうか。 具体的なファーストステップは、まず社員がじっくりと自分の航海図を読める時間(定期的なキャリア研修や1on1面談など)を設けることです。これが「キャリア自律」の支援になります。そして、社員が「やってみたい」と手を挙げたなら、小さくてもいいから実際に舵を任せてみる。この挑戦の後押しこそが、彼らの「キャリアオーナーシップ」を育む最高の土壌になります。
社員一人ひとりが船長としてイキイキと大海原へ乗り出す組織は、どんな時代の荒波も乗り越えていける強さを持っています。皆様の会社がそんな素敵な「強い船団」になれるよう、私たちi-テクセンスが伴走者として全力でサポートいたします。ぜひ、共に素晴らしい航海を始めましょう。ャリア自律とキャリアオーナーシップ、違いは「船長」でいる覚悟?


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