【キャリコン挑戦記】論述とロープレがつながった日。資格取得は「スタートライン」に過ぎない
久しぶりにキャリアコンサルタント試験のロープレ受験対策講座に参加した。通常講座が終わってから少し期間が空いてしまったため緊張してしまう。いざ実践となると「まだまだだな」と痛感させられる場面ばかりだったが、それでも小さな進歩を実感できる瞬間があった。
最近はロープレの練習から少し離れていたものの、机に向かって論述試験の対策をコツコツと続けてきた。その成果が思わぬ形で現れたのだ。論述の勉強を通して、相談者に対する応答の流れや、見立ての立て方に関する思考の整理が進んでいた。
「論述問題とロープレは、完全に繋がっている」
ペーパー上の思考プロセスが頭に入っているからこそ、対面でのやり取りでも「いまどのフェーズにいて、次にどう展開すべきか」という視点がブレにくくなった。個別に思えていた試験対策の点が、大きな一つの線になった感覚だった。
そして、学習を深く進めれば進めるほど、ある一つの強い思いが湧き上がってくる。
「キャリアコンサルタントの資格を取ることは、決してゴールではない」ということだ。
よく「キャリコンの資格は自動車の運転免許のようなものだ」と言われるが、まさにその通りだと実感する。免許を取ったからといって、いきなり誰もが熟練のドライバーになれるわけではない。本当の意味で安全かつスムーズに走れるようになるための技術や感覚は、免許を手にした後の実践の中でしか身につかないのだ。
むしろ、合格してからのほうが大変かもしれない。
目の前に現れる相談者は、生きてきた背景も、抱える悩みも、描く未来も一人ひとり全く異なる。マニュアル通りの対応など通用せず、臨機応変に向き合うためには、労働市場や制度に関する幅広い知識はもちろん、カウンセリングスキルのたゆまぬ研鑽が欠かせない。
追えば追うほど壁が高く見える、実に大変な世界だ。
しかし、だからこそ面白い。画一的ではないからこそ、奥が深く、人の人生の転機に寄り添うという大きなやりがいを感じられる仕事なのだと改めて思う。
道のりはまだ遠いが、まずは目の前の目標に向き合うこと。スタートラインに立つための切符を掴み取るべく、今日も一歩ずつ、しっかりと足を前に進めていきたい。


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