【育成・研修関連】社員が本当に望む研修とは?「幕の内弁当」から「オーダースーツ」への転換
人事・総務のご担当者様、毎年の研修企画、本当にお疲れ様です。「時間も予算もかけたのに、アンケートは『参考になった』のひと言だけ」「現場に戻るとすっかり元通り…」。そんな徒労感にため息をついた経験は、誰しも一度はあるのではないでしょうか。
「社員のため」を思って用意した研修が、なぜか響かない。キャリアコンサルタントとして多くの社員の方と面談をする中で、そのギャップの正体が見えてきました。実は、社員が本当に望んでいるのは「最新のスキル」や「豪華な外部講師」ばかりではないのです。
会社が用意する研修は、しばしば「幕の内弁当」になりがちです。栄養満点で万人に向けたメニューですが、今の自分に一番必要なおかずが入っているとは限りません。一方、社員が求めているのは、自分の現在地や悩みにぴったりフィットする「オーダースーツ」のような学びです。
例えば、日々の業務に追われ疲弊している若手社員に、「次世代リーダーシップ研修」を受けさせても、心のコップから溢れてしまいます。彼らが今欲しいのは、目の前の業務を効率化するヒントや、「自分の今の頑張りが、未来のキャリアにどう繋がるのか」を整理する時間だったりします。つまり、「何を学ぶか(What)」以上に、「なぜ今、私がこれを学ぶのか(Why)」という納得感を渇望しているのです。
社員が望む最高の研修。それは、押し着せのプログラムを急いで用意する前に、「今、あなたが次のステップに進むために必要なものは何ですか?」と問いかける「対話」から始まります。
新しい研修メニューを「足し算」する前に、まずは社員の声に耳を傾ける1on1やキャリア面談を取り入れてみませんか。一人ひとりの「Why」に寄り添うことこそが、どんな名物講師の講義よりも、社員の心に火をつける最大の研修になるはずです。


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