D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)関連

見えない“壁”の正体は?~手ごわいアンコンシャス・バイアスと、対話がもたらす変化の芽~

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見えない“壁”の正体は?~手ごわいアンコンシャス・バイアスと、対話がもたらす変化の芽~

「うちの会社は、まだ男性中心の文化が根強くてね……」 「悪気はないんだろうけど、つい『女の子だから』なんて言ってしまうベテランがいて……」

経営者や人事の皆様と組織の悩みについてお話しすると、こうした職場の「空気」に関するお悩みをよく伺います。制度を整え、トップがメッセージを発信しても、なぜか変わらない。その根底には、アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)という、目に見えない“壁”が存在しているのかもしれません。

脳の“クセ”だから、悪気はなくて当たり前

アンコンシャス・バイアスとは、自分では気づかないうちに持っている「ものの見方の偏り」です。「リーダーはぐいぐい引っ張るタイプであるべき」「母親だから子育てを優先するのが自然」といった、過去の経験や社会の風潮から作られた思考のショートカットです。

心理学の視点から見ると、これは脳が膨大な情報を効率よく処理するための「クセ」であり、誰にでも存在します。厄介なのは「無意識」であるため、本人に悪気がなく、研修で知識を学んだからといって明日からきれいに消せるものではないという点です。

キャリアコンサルティングの「対話」が壁を崩すヒント

この手ごわい壁に向き合う鍵となるのが、一対一の丁寧な「対話」です。 例えば、部下の育成に悩む管理職との会話を考えてみましょう。

  • 管理職:「Aさんは真面目だけど、リーダーシップがないから大きな仕事は任せられない」
  • 問いかけ:「あなたにとっての『リーダーシップ』とは、具体的にどんなイメージですか?」「チームの中で、Aさんだからこそ発揮できる強みは何でしょう?」

こうして問いを重ねることで、管理職自身が「自分は『声が大きく引っ張る姿』だけをリーダーシップだと思い込んでいたかも。Aさんは『周りの意見を丁寧に聴いて調整する』新しいタイプのリーダーになれるかもしれない」と、自ら気づく瞬間(自己洞察)が訪れます。

誰かに指示されるのではなく、対話を通じて自ら発見するからこそ、人は深く納得し、行動を変えることができるのです。

「対話」の文化で、強くしなやかな組織へ

これは、一人ひとりの多様な強みを活かす組織開発の第一歩でもあります。管理職がこのマインドを持って部下と向き合えば、お互いの思い込みに気づき、誰もが自分らしく輝ける職場へと少しずつ変わっていきます。

「変わらない」と諦める前に、まずは社内で小さな「対話」の機会を増やしてみませんか。 人の集まる組織には、悩みや葛藤がつきものです。私たちi-テクセンスは、経営者や人事の皆様の隣に座り、共に解決策を探るパートナーでありたいと考えています。皆様の職場に心地よい変化の風が吹くよう、これからも全力で応援しております。

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